【搭乗レポ】1歳の子供とLCC「ZIPAIR(ジップエアー)」に乗って海外旅行に行ってみた!

海外旅行

小さい子供を連れて海外旅行を検討する際に気になるのが飛行機での過ごし方です。

家での子守ですら苦労するのに、飛行機で何時間も、となったらより大変そうですよね。

我が家では初めて1歳の子供を連れてLCC「ZIPAIR(ジップエアー)」に乗って海外旅行をしてきました!

今回はこれから乳幼児を連れて海外旅行を検討しているママさんパパさんに向けて、実際の様子のレポートや役に立ったアイテムなどご紹介したいと思います。

LCC「ZIPAIR」ってどんな航空会社?

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出典:ZIPAIR公式サイト

まずは私たちが今回搭乗したLCCの「ZIPAIR(ジップエアー)」について、子供連れの方にとってもオススメなポイントがたくさんあるので、詳しくご紹介していきたいと思います。

そもそもLCCとは

LCCとは「Low Cost Carrier」の略で、格安料金で乗ることができるエアラインのことを指します。

格安料金の背景には

  • 機内食
  • 預け荷物
  • 座席指定

といったサービスに追加料金がかかったり、座席モニターなどの機内エンターテイメントの提供がないなどでコスト削減が図られています。

ZIPAIRとは

ZIPAIR(ジップエアー)日本航空いわゆるJALの完全子会社のエアラインで、日本が本社の株式会社ZIPAIR Tokyoが運営しています。

聞きなれない方も多いと思いますが、コロナの騒動が始まったすぐ2020年夏頃から就航を開始したばかりのとても新しいLCCです。

JALグループにはZIPAIRの他に、「ジェットスター・ジャパン」と「SPRING JAPAN」というLCCも所属しています。

運行路線

国際線のみ就航しており、2023年2月時点では東京(成田)から下記の4カ国6都市へ就航しています。

  • タイ(バンコク)
  • 韓国(ソウル)
  • アメリカ(ホノルル・ロサンゼルス・サンノゼ)
  • シンガポール

LCCで行けるのはアジア圏内のイメージがあったけど、アメリカまで飛んでいるのは珍しい!

「安さ」以外の推しポイント

私たちが今回子連れ旅行でZIPAIR(ジップエアー)を選んだのにはLCC特有の「安さ」の他に、いくつかの「推しポイント」があります。

無料Wi-Fi&各席電源付き

LCCは座席に液晶画面がないことが多いので、機内での時間を過ごす暇つぶしに困ることがあります。

ZIPAIR(ジップエアー)も例にならって座席に画面はありませんが、その代わりに無料Wi-Fiと各席に電源が設置されているので、いざ海外空港に降り立ってスマホを使いたい時もフル充電でお出かけできます。

USBポートもついてるから2つ一気に充電できる!

動画を見たりすると充電の減りが早いけど、これなら安心できますね。

JALやANAなどのフルサービスキャリアでも国際線の場合はWi-Fiは無料ではありません。LCCなのに国際線で無料Wi-fiを提供しているのはかなり珍しい!

2歳未満の子供にも1席確保

ほとんどのエアラインでは2歳未満の子供が搭乗する場合、親の膝の上という指定になります。

短い時間なら大丈夫だけど、長い時間乗るとなるとかなりしんどい!

子供が膝の上だと機内食を食べる余裕なんて全くないですね。

ZIPAIR(ジップエアー)なら2歳未満の子供も必ず1席とることができ、さらに専用のチャイルドシートも設置してくれるので安心して子供を乗せることができます。

費用も非常にリーズナブルで路線によって異なりますが、例えば成田ーシンガポールであれば7,600円で6歳までの子供用席がもらえます。

フルサービスキャリアの国際線の場合、2歳未満は座席なし(大人運賃の10%)、2歳〜12歳未満は座席ありの小児運賃(大人運賃の75%)となっていることが多いようです。

狭い座席でずっと抱っこをしていると子供も親も体制が辛いですよね。

1席もらえるのは本当にありがたい!

子供にも機内持ち込み荷物容量あり

子連れって本当に荷物が多くなりますよね。オムツにおしりふき、着替え、おもちゃやお菓子…かさばるものばかりですが全てなくてはならないものです。

他のエアラインでは2歳以下の子供に機内持ち込み荷物がついていないことが多いですが、ZIPAIR(ジップエアー)では子供も2つ、合計7kgまでの手荷物の持ち込みが可能です。

機内持ち込みのマザーズバッグは両手が空けられるので絶対リュック!

下記のような容量が大きくてなるべく軽いものがオススメです。

1歳児連れフライト搭乗レポート

今回私たちは「成田ーシンガポール」の往復でZIPAIR(ジップエアー)を利用しました。

成田発の場合、フライトの時間は約7時間半で出発が夕方4時ごろで到着が現地時間で23時(シンガポールは1時間の時差があるため日本時間では24時)ごろになります。

7時間半も1歳の動きたがり歩くの大好きな子供を抑えられるか…!?

乗る前は不安でいっぱいでした。

搭乗前

飛行機でしっかり寝てもらうように出発前はなるべく遊んで疲れてもらうことが第1目標で、荷物検査を終えたら即キッズスペースに移動して時間を過ごしました。

成田に来るまでの移動は全てベビーカーだったので、思いっきり自分の足で歩いて遊べるのが嬉しそうでした。

飛行機の中での様子

約7時間半のフライトですが、実際のところ子供がはっきりと起きていたのは4時間程度でした。

搭乗した16時から20時ごろまでわちゃわちゃしましたが、そのあとはモゾモゾと熟睡はできない様子でしたがほぼ寝てくれました。

ちなみに帰りは24時の出発だったのでずっと寝てくれました!

日中ずっと乗るようなフライトでなければ耐えられそうだなと思いましたよ。

座席はどうなってる?

ZIPAIR(ジップエアー)では2歳未満の子どもでも独立して座席に座れるように0〜1歳の場合はチャイルドシートを用意してくれます。

分かりづらい写真で申し訳ないですが、チャイルドシートは車につけるものとほぼ同じで進行方向に対して前向きに設置された状態でした。

ベルトでしっかり固定できるので安心して一人座りされられました。

機嫌が悪くなったら膝の上でしたが…。

9kg未満の子どもの場合はチャイルドシートを進行方向と後ろ向きに設置する必要があるようで、設置できる十分なスペースがある座席のみ利用可能です。

機内食

機内食は追加オプションなのでつけなくてもOKですが、今回私たちはつけてみました。つけたい方は事前にオンラインで申し込みが必要です。

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出典:ZIPAIR公式サイト

量は少なめですが、味は普通に美味しくて満足できました。

ZIPAIRでは食べ物や飲み物の持ち込みはアルコール以外OK!

空港内のコンビニで買って乗るでも全然いいと思います。

機内食の選択肢は非常に豊富で子ども用のお子様ランチも用意されています。

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出典:ZIPAIR公式サイト

私たちは帰りにお子様ランチをつけていましたが、出てきたのが深夜だったので残念ながら食べるのを諦めました…(持ち帰りもNGでした)

トイレ

小さいですがオムツ替えができる交換台が全てのトイレに設置されていました。

最後部の座席を取っていたためトイレが近く、空いている時にさっとオムツ交換で使わせてもらえたのはすごく良かったです。

(おまけ)子連れ飛行機に役立ったアイテム

ZIPAIR(ジップエアー)に限りませんが、子連れ飛行機旅で個人的に役立ったアイテムを3つご紹介したいと思います。

ストローマグ&子供用のペットボトル入り飲み物(好きな味)

耳抜きができない子供は飲み物を飲んだり、お菓子を食べたりして耳抜きをします。

お菓子はボロボロこぼれてしまうし、あげすぎも気になるので我が家では飲み物を飲ませるようにしていました。

飲むときはストローマグを使いますが、好きな味の飲み物をたくさん入れていると一気に飲んでしまうこともあるので少しずつペットボトルから移し替えながらあげるようにして乗り越えました。

荷物検査の時にペットボトルの飲み物でも子供用なら1本まで持ち込みOKでした。

ストローマグは気圧の関係でストローから溢れてしまうので、あげる前に蓋をひねって開けて、気圧を調整する必要があります。

あげる際に都度ペットボトルから移し替えてあげれば気圧も量も調整できますよ。

我が家ではストローマグはこぼれにくく、子供が寝そべっても飲むことができるb.boxのストローマグが必需品です。

タブレット端末

我が家では子どもにじっとしていてもらうには動画が欠かせません。

ただし機内はWi-Fiがあるとはいえ、動画がスムーズにみられるほど強いネットワークではないことの方が多いです。

iPadなどのタブレット端末に子供が喜ぶ動画をあらかじめダウンロードしておくことをオススメします。

出典:Amazonプライムビデオ

機内持ち込みOKなコンパクトベビーカー

日本の空港は自分のベビーカーを受託手荷物で預けてもすぐに貸し出し用をレンタルできますが、海外の空港では貸し出し用がないこともざらにあります。

またベビーカーはとにかくかさばるので、空港からの移動でタクシーを利用する際などは大きなスーツケースと一緒にトランクに収まりきらないこともあります。

私たちは普段使っているAB型のベビーカーとは別にB型で機内持ち込みOKなコンパクトベビーカーを購入して持って行きました。

機内持ち込みベビーカーはcybexのリベルかBABYZENのYOYO2に絞られます。

ベビーカーを機内に持ち込む場合、専用の収納袋がないと持ち込みができないエアラインもあります。ZIPAIRは今回なしでも持ち込みができましたが、同じLCCのscootやエアアジアは袋が必要でした。

まとめ

初めて子供を連れての海外旅行がZIPAIRでしたが、利用して本当に良かったので普通にオススメです。(PR案件ではありません!)

東南アジア内の移動で同じLCCのエアアジアやscootを利用しましたが、ZIPAIRの子連れ向けサービスが圧倒的に良かったです。

とはいえどのエアラインだろうと子供にとっても親にとっても慣れない体験で不安も多いと思うので、可能な限り万全装備で臨みましょう!

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