【韓国へ3ヶ月以内の渡航】ビザの申請方法や必要書類について

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将来的に「夢の海外移住」を検討しているアラサーOL、0歳子持ちのmikaです。

「3年後くらいに海外移住出来たらいいな」と夢見ていたのですが、実はこの度夫が韓国へ約3ヶ月間の長期出張に行くことになりました。

短い期間ではあるものの、「夢の海外移住」が実現できる機会を逃したくない!

でも3ヶ月の長期出張にも家族同伴できるのかいまいちよく分かりません。

旅行と同じ扱いになるのでしょうか?

そこで今回は2021年6月末時点でのビザの申請方法や必要書類、ビジネス出張における家族同伴に関する情報をまとめてご紹介したいと思います。

【追記:2022年9月24日更新】韓国は現在2022年10月31日まで日本人に対してはビザなしでの90日間の滞在を許可しています。(ソース:JETRO)

韓国の入国にはビザが必要

コロナ前までは韓国への訪問は日本のパスポートを持っている人で、90日以内の滞在であればビザは不要でした。

コロナ以降、観光目的での渡航が出来なくなりましたが、2022年6月1日より観光ビザで韓国への入国が再開されました。

ビザ取得のために韓国大使館前に並ぶ列がメディアでも報道されていたのを目にした方も多いのではないでしょうか。

長蛇の列を並ぶと考えるとかなり億劫ですが、最近はそれに対応してか

在日韓国大使館、7月4日からビザ申請受け付けをインターネット予約制に変更

参照:JETRO ビジネス短信

とのことで、1日のビザ申請人数を制限するようになっているようです。

「今日は空いてるからビザの申請行ってこよ」と気軽に出来ないので、これから申請の際は訪問の前にサイトの情報を要チェックです!

よく使われるビザの種類

韓国への渡航は観光や出張、駐在、留学など様々な目的があると思いますが、その目的によって取得が必要なビザが異なります。

例を挙げると下記のようなビザがあり、有効期間や申請に必要な書類などが変わってきます。

一般観光(C-3-9):一般の観光客。在留期間90日以内、有効期間3ヶ月。

一般商用(C-3-4):市場調査、業務連絡、商談、契約、その他これに類似した目的で短期間在留しようとする者。在留期間90日以内、有効期間3ヶ月。

少しでも収益が出る活動をする場合は90日以内であっても短期就業(C-4)が必要。

駐在(D-7):外国または韓国企業または団体で1年以上働き続けた者で、所属する企業の韓国現地関連法人・支店・駐在員事務所など韓国内の系列会社、支社、本社などに必須専門人材として勤務する者。

留学(D-2):韓国で設立された専門大学、大学校、大学院で留学生情報システム(FIMS)に登録された教育機関及び学術研究機関で教育を受ける者。

韓国語研修(D-4-1):高等学校以下の学校の在学生又は高等学校卒業以上の学歴所持者で高等教育機関及び外国教育機関(専門大学以上の)敷設語学院で語学研修をしようとする者。

参考:駐日本大韓民国大使館 査証(ビザ)について

ビザの申請から取得までにかかる期間は?

観光ビザの取得には2021年6月末時点で申請から取得まで1〜2週間かかるようです。

ビジネス目的の場合は優遇されたりするのでしょうか?

この辺りはコロナ後から状況が変わり、これまでより申請から取得までの期間が長くなっているとのことですが詳細は情報が確認できませんでした。

実際に申請してからどれくらい取得までにかかったか、実体験を後日記載したいと思います。

マルチビザでビザの取得を1回に

今までは1回の渡航に際して取得したビザを何回も利用することはできず、渡航のたびに取り直す必要がありました。

しかし2022年7月より、日本と台湾の観光客にはマルチビザという1年間の有効期間中に何回でも入国できるマルチのC3ビザを発給するそう!

しかもその申請で必要な書類も簡素化され、ビザ申請書とパスポート、往復航空券だけにするということが発表されました。

どんどん行きやすくなりそうで、嬉しい限りですね!

長期出張の家族帯同はできる?ビザは?

結論から言うと今回の約3ヶ月のビジネス滞在における家族帯同の場合、家族は観光ビザを利用すれば滞在出来るようです。

同伴する人向けのビザも用意されていますが、その申請対象は

文化芸術(D-1), 留学(D-2), 一般研修(D-4)ないし特定活動(E-7) 資格に該当する者の配偶者及び未成年子女

参照:駐日本国大韓民国大使館

とのことなので、今回夫は一般商用(C-3-4)を利用することになるので、その家族、つまり配偶者である私と子供は同伴ビザ申請の対象外となります。

観光ビザであれば、申請のハードルはさほど高くなさそうで安心しました。

ビザの申請に必要な物

2022年6月末時点の情報で、日本人の場合は下記が必要になります。

情報が更新されている可能性もあるため、申請時は駐日本国大韓民国大使館のサイトをご確認ください。

一般観光(C-3-9)の場合

  • ビザ発給申請書
  • パスポート(有効期間6ヶ月以上)
  • パスポートのコピー(人的事項面)
  • 写真(カラー3.5ⅹ4.5)
  • 航空券のコピー(往復)

ビザ申請が混み合っているため、東京の場合は出発日によってビザを申請できる日付をコントロールしています。出発日によってビザを申請できる期間が変わるので要注意です。

一般商用(C-3-4)の場合

  • ビザ発給申請書
  • パスポート(有効期間6ヶ月以上)
  • パスポートのコピー(人的事項面)
  • 写真(カラー3.5ⅹ4.5)
  • 手数料
  • ビジネス目的を証明する韓国現地の受入会社の招待状(コピー)、事業者登録証(コピー)
  • 日本の所属会社作成の出張命令書(原本)、在職証明書(原本)

申請者が代表の場合は登記簿謄本が必要となります。

ビザ発給申請書

横浜の領事館には白紙のものと記載サンプルがダウンロードできるようになっていましたので、こちらを参考に記載をしてみると良いかもしれません。

横浜大韓民国総領事館

ビザの申請場所

ビザの申請は全て東京にある韓国大使館で行う、というわけではありません。

大使館のほか、全国にある韓国領事館でもビザの申請をすることが可能です。逆に管轄の都道府県ではないところでは申請することができませんので気をつけましょう。

管轄都道府県
駐日大韓民国大使館 領事部東京都, 千葉県, 埼玉県, 栃木県, 群馬県, 茨城県
駐横浜大韓民国総領事館神奈川県、静岡県、山梨県
駐大阪大阪大韓民国総領事館大阪府、京都府、滋賀県、奈良県、和歌山県
駐神戸大韓民国総領事館兵庫県、鳥取県、岡山県、香川県、徳島県
駐福岡大韓民国総領事館福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
駐名古屋大韓民国総領事館愛知県、三重県、福井県、岐阜県
駐札幌大韓民国総領事館北海道
駐仙台大韓民国総領事館青森県、秋田県、岩手県、山形県、福島県、宮城県
駐広島大韓民国総領事館島根県、広島県、山口県、愛媛県、高知県
駐新潟大韓民国総領事館長野県、新潟県、富山県、石川県
参考:駐日大韓民国大使館

東京の大使館では韓国への出発日に応じてビザが申請できる期間が決まっていましたが、横浜の領事館では領事館直接訪問して予約日を決める必要があるようです。

予約日を決めるだけでも2ー3週間を要するとのことです。

とにかく時間がかかりそうなので、自分の管轄の申請方法をまずチェックしておきましょう!

まとめ

韓国への3ヶ月の長期出張に必要なビザ、家族同伴の可否とそのビザについて調査しましたが、ビザの申請だけでも想像以上に大変そうですね。

切実にコロナ前のパスポートだけでOKだった時代が早く戻ってきてほしいです。

今回はビザに重点を置いてご紹介しましたが、いざ入国や出国となると残念ながら必要な物が増えてしまいます。

こちらは別の記事でご紹介していきたいと思いますが、海外旅行が出来なかった約2年間を思えば行けるだけでもありがたいと思ってなんとか乗り越えていきましょう!

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