【はじめての海外転職】何から始める? 求人サイトやエージェントは使う? 履歴書作りから英語面接まで全て解説

海外移住の基礎知識

こんにちは、数年以内に家族での海外移住を目指しているmikaです。

移住にあたり、仕事もできれば海外の現地企業に就職することを望んでいます。

日本での転職経験はあるものの、海外企業となると準備するものや利用するサイト、面接で聞かれる内容なども少しずつ異なるでしょう。

転職はサクッと決められる人ももちろんいますが、だらだらと長引いてしまうこともよくあります。

求人は水物だから条件の良いところはすぐに埋まってしまいます。

すぐに決められるよう、情報収集と事前準備をしておくに越したことはないですね!

そこで今回は自分と同じように「初めて海外転職をしたい」という方に向けて、実際に行う転職のステップから求人を探す方法、実際に応募する際のレジェメから面接の準備までまとめて解説していきます。

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海外案件に強い【Samurai Job】

海外転職に向けたステップ

海外転職というとどうしても難しいように感じてしまいますが、実際にやること自体は日本での転職と大枠は変わりありません。

ざっくりと6つの工程があります。

  • 転職したい国を決める
  • 希望条件を洗い出す
  • 自分の経歴や出来ることをレジュメにまとめる
  • 求人を探す
  • 求人に応募する
  • 面接

こうやって「6つの工程」と簡単にまとめましたが、1つ1つが結構重たいですよね…。

自分のペースで着実にやっていきましょ!

転職したい国を決める

この工程はすでに色々な都合で確定している場合も多いですよね。

もし自分の都合で複数の国から考えられる状態にあるなら「日本人向けの求人が多いかどうか」「どんな職種が求められているか」などの条件を確認して選んでおくと転職活動がスムーズに進められます。

例えば海外転職にも強いエージェント会社「JAC Recruitment」によると、2022年のアジアでは下記のような求人動向のようです。

求人の状況
シンガポールアフターコロナのリバウンド需要を見込み、人材を補強する企業も。
外国人の場合すでにビザを持っている人が優先的に採用される。
マレーシア2023年は市場シェア拡大のための営業・マーケティング職が求められる。
ただし日系企業では日本市場の拡大限界のため、他アジアに精通している人材が重宝。
タイ駐在員ではなく現地採用の日本人またはローカル社員をマネジメント層に据える方向にシフト。
現地採用希望の日本人増加しているが、経験足りずスキルマッチしないことも多い。
インドネシア日本人採用はサービスアパートメントやホテル、その他サービス業が人員増加のための求人増。
インドネシアは東南アジアの中では比較的若い方の就労ビザ所得が容易。
ベトナム世界的な景気後退により、衣料品、木材加工工場などで操業停止、大量解雇。
一方でIT業界は採用に積極的だが日本人・ベトナム人に限らない国籍も受け入れ。
出典:JAC Recruitment プレスリリース

そのほかに大前提として、求人数がどうかの他に自分や家族が実際にその国で暮らしていけるイメージを持てるかという「その国との相性」をチェックしておくのも重要です。

国の目星をつけたら現地に足を運んで数日〜数週間暮らしてみるのが良さそうです!

希望条件を洗い出す

国内でも海外でも転職の希望条件を自分の中でイメージすることは一緒です。

具体的な項目としては年収、勤務時間、業務内容、立地、会社の雰囲気とかですね

ただし「海外転職の場合に限って確認しておきたい条件」が2つあります。

1つ目の条件
  • ビザサポートがあるかどうか
    • そもそも日本在住者を対象にしていないケースも多い

内定をもらえたからといってビザが下りるとは限らないのが怖いところ…。

ビザサポートがある会社だと安心ですね。

2つ目の条件
  • 福利厚生に保険は入っているか
    • 保険がない場合は年間◯円までの医療費補助といったパターンもあり

高額請求にならないよう医療保険加入は必須!

なるべく自費ではなく会社負担してくれるところがいいですよね。(できれば家族分も!)

海外での医療費や保険に関してはこちらの記事でも解説しているので併せてご覧ください。

自分の経歴や出来ることをレジュメにまとめる

日本での転職では職務経歴書と言ったりしますが、海外転職や外資系企業へ転職では英語でレジュメというものを作ります。

日本語での職務経歴書もかなり大変なのに英語でレジュメはハードル高いかも…。

レジュメでは履歴書や職務経歴書と違った記載する内容の注意点があります。

レジュメの注意点
  • 仕事に不要な個人情報は書かない
    • 名前、住所、メールアドレス、電話番号のみで生年月日や顔写真、性別などは不要。
  • 志望動機は書かない
    • レジュメではなく、送付状であるカバーレターに記載することが一般的。
  • 職歴は新しいものから記載する
    • 職歴はもし情報が多い場合は応募先に関連ある職歴のみでも良い。

レジュメに書くこと

英文レジュメはこれじゃないとダメといった決まりはないですが、一般的なサンプルとしては下記の構成のようです。

構成だけ見ると難しくはなさそうかも?

英語レジュメでは「I」といった主語は入れずに動詞から書くそうです!

実際に書く内容は自分の実績ではありますが、魅力的な書き方にするにはといった点で本からエッセンスを学んでみるのも良さそうですね。

求人を探す

ここまでの準備が整ったらいざ求人探しです。

このパートは日本での転職活動と大きく変わることはありませんが、利用するサイトやエージェント、媒体が海外転職に適したものを使うことになります。

私はまず求人サイトを眺めてどんな求人があるのか見てから、エージェントと「ここはどう?」「似たようなところでオススメは?」と相談していくタイプです。

求人サイトで探す

今ではGoogleで「国名 求人」といったワードで検索をかけるとWEB上の求人サイトからいくつかピックアップされたものが出てきたりします。

ただし詳細な条件検索をかけるとなると勝手がよくなかったりするので、ざっくりGoogleで見て、個別の求人サイトで詳細を確認していくというのがオススメのフローです。

個人的にチェックしている日本人でも使いやすい海外求人が多く掲載されたサイトを3つご紹介します!

glassdoor
出典:glassdoor公式

glassdoorは求人情報はもちろん、実際に働いていた人からの企業の評判や給与情報なども掲載されているため、情報が多く非常に参考になるサイトです。

海外転職においてあまり知らない企業が多い中で、実際に働いていた人の声はとっても貴重!

ただし日本人向けの求人があるというわけではないため、基本的には海外求人は全て英語で現地の方に向けた求人が多いです。

国外に住んでいる人の応募がそもそも可能なのかは見極める必要があります。

JobStreet
出典:JobStreet公式

Jobstreetは東南アジアで最大規模の求人サイトの1つで、シンガポール、マレーシア、フィリピン、インドネシア、ベトナム、タイなどの国々に関する求人情報を提供しています。

こちらも日本人向けというわけではないですが、検索画面で「Japanese Speaking」と入れると日本語話者の募集もいくつかあったので、そういった求人は狙い目かもしれません。

Working Abroad
出典:Working Abroad公式

Working Abroadは日本の求人情報サイト「Daijob.com」が運営する、海外での就職・転職をサポートする求人サイトです。

主にアジアと北米を中心に世界中の求人情報を掲載しており、日本人向けにビザサポートの有無や必要となる目安TOEICの点数なども記載されているため自分にあった求人を探しやすいでしょう。

エージェントで探す

続いては転職エージェントへの登録です。

1つだけでもOKですが、紹介してくれる企業も異なるので個人的には複数のエージェントに相談してみるのが良いと思います。

ただし同じ企業に複数エージェント経由での応募はNGですよ!

こちらも3つご紹介したいと思います。

Samurai job
出典:Samurai Job公式

あまり聞き覚えのないエージェントですが、ミドル・ハイクラス向けの外資系転職に強い業界3位のJAC Recruitment海外のコンサルティング事業に強いムーンコミュニケーションズ・エンタープライゼスが合同で提供する転職支援サービスです。

海外での現地採用は国によって異なりますが、例えば東南アジアでは日本の水準より「給与が下がってしまう心配」もありますが、Samurai Jobはミドル・ハイクラスに特化しているからこそ条件の良い案件も期待できます。

こんな人にオススメ
  • 30〜40代の海外転職を考えている方
  • 一定レベルの技術やマネジメント経験がある方
  • 現在年収600万円以上の方
リクルートエージェント
出典:リクルートエージェント公式

リクルートエージェントは業界最大手の求人数を誇る転職エージェントで、求人は日本にある企業がメインですが、求人数の多さゆえに海外案件の紹介実績も豊富です。

対象は幅広く第2新卒と言われる20代の方の転職から、50代まで若手からミドル・ハイクラス求人もそろえています。

転職が初めての方で「何から手をつけていいからさっぱり」という場合も、書類の書き方セミナーや電話での個別相談などの支援も受けることができます。

こんな人にオススメ
  • 社会人経験2年以上の20代〜の方
  • 初めて転職活動をされる方
REERACOEN
出典:REERACOEN公式サイト

Reeracoenはアジア7カ国の転職をサポートしてくれるエージェントです。

対象国:タイ、インドネシア、フィリピン、ベトナム、マレーシア、シンガポール、台湾

求人情報はもちろん、ビザ取得や面接対策などアジアに特化した海外転職に必要な情報やサポートも提供されています。

Linked inで探す

採用系のSNSであるLinkedinも海外では転職活動によく利用されるサイトです。

Linkedinに掲載されている海外求人を探すのはもちろん、友人や過去の上司や同僚の仕事の状況が伺えるので、知り合いが気になる企業に勤めていたらそこからカジュアルに転職相談をしたり、リファラル(推薦)をもらうキッカケ作りができます。

推薦されたら一般よりも選考通過率が良さそう!

知り合いが海外でキャリアを積んでいるかもしれないし、一度はチェックしておきたいですね。

求人に応募する

求人に応募するプロセスは日本での転職とほぼ変わりありません。

注意点としては一気に複数社応募すると選考が重なって面接三昧に陥ってしまうため、特に就業中で時間に余裕のない方はスケジューリングだけで疲弊しないよう「応募し過ぎ」に気をつけましょう。

個人的な国内転職の感想では1週間に3社面接が入ると結構しんどかったです。

同時並行は2社ずつ、最大3社ずつくらいがいい気がします!

面接

書類選考をパスすると、最後にして最大の難関である面接に進みます。

英語面接を攻略するには

当然ですが、日系企業以外では英語での面接が主となります。

自分の英語力に自信のない方(私もです…)は以下の準備をしておくと少しは安心かもしれません。

英語面接前にやっておきたいこと
  • 事前にQ&Aを用意しておく
    • 自分で考えるのはもちろん、ChatGPTに考えてもらったりもOK!
  • 英語ネイティヴと面接練習をする
    • 英会話スクールで英語面接の特訓コースを用意しているところもあります
オンライン英会話なら
出典:ネイティヴキャンプ

ネイティヴキャンプ最も利用されているオンライン英会話サービスで、月額6,480円で無制限にレッスンを受けることができます。

おすすめポイント
  • オンライン英会話で1番面倒な「予約」が不要!
    • 「やりたい」時にすぐにレッスンを専用アプリで受けることができます
  • 登録後1週間すべてのレッスンが無料!
    • 無料でお試しして自分に合ってるか確認してから有料化できます

面接はオンラインor訪問?

現在はコロナを経てオンラインでの面接も定常化していますが、「最終面接は現地で」というのもあるあるのようです。

現地まで行って内定もらえないときついなぁ…!

すぐに内定が出ることも

海外の場合は面接のプロセスが少なくてうまくいけばすぐに内定し「内定承諾するか3日以内に決めて」ということもあり得ます。

そういったことも想定して自分の中での回答や意思決定基準を事前に持っておくとスムーズです。

知り合いは第2希望内定・第1希望最終面接待ちの状態になった時に「すぐに内定くれないなら第2に行く」と駆け引きして第1希望から最終をカットして内定を獲得する猛者もいました。

海外転職の内定を獲得したら

転職活動は内定を獲得して終了ではありません。

その転職先に行くことを約束する前に「オファーレター」をもらい、労働条件に関して認識の齟齬がないかチェックしましょう。

チェックポイント
  • 給与年棒
    • ボーナスが含まれて提示されている場合はボーナスの支給基準や条件もチェック!
  • 入社予定日
    • 前職との退職交渉が長引いて入社予定日を大幅に遅れる場合は内定取消しもありえます
  • 休日、休暇、労働時間
    • 入社後に労働条件で苦労して後悔のないよう詳細を確認しましょう

オファーレターはあくまで提案なので交渉も可能です!

きになる点はクリアにしてからオファーにサインしましょう

まとめ

転職は日本でも大変ですが、海外転職となると企業の応募条件や、レジュメの作成、英語面接などハードなことがより多くなります。

簡単ではありませんが、人生の大半を占める仕事の選定は非常に重要な時間です。

今は便利な世の中なので英語レジュメや面接の攻略本を見たり、オンライン英会話で面接練習したり、ChatGPTに相談したりしながら効率的に着実に海外転職の内定を勝ち取りましょう!

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