2022年6月より観光での渡航が解禁となった韓国ですが、まだまだこれまで通りパスポートと航空券さえあれば韓国に行くことができるといった状況ではありません。
入出国において必要な書類や手続きがあり、それを全て準備していないと、韓国へ渡航できなかったり、渡航できたとしても日本へ予定通り帰国できなくなってしまいます。
今回は韓国へ90日以内の観光目的での入出国予定の方に向けて、必要な書類や手続きをまとめてご紹介します。
【注意】記事は2022年6月末時点での情報です。ご自身の渡航の際は最新情報をご確認下さい。
日本から韓国へ渡航する際に必要な書類や手続き
必要な手続きは約1ヶ月前から準備します。
約1ヶ月前から韓国に到着後に行うことを時系列別にご紹介していきます。
渡航の約1ヶ月前から準備するもの
現在、韓国入国のためには必ずビザが必要となっています。
ご自身のお住いの管轄の韓国大使館または領事館で観光ビザを申請しましょう。
地域にもよりますが、ビザ申請が非常に混み合っているため、申請から取得まで1ヶ月程度見ておくと良さそうです。
観光ビザの申請には下記の提出が必要ですので、こちらも準備をしておきましょう。
- ビザ発給申請書
- パスポート（有効期間6ヶ月以上）
- パスポートのコピー（人的事項面）
- 写真（カラー3.5ⅹ4.5）
- 航空券のコピー（往復）
ビザの申請に関する情報は下記にも記載しましたので、併せてご覧ください。
渡航の直前に準備するもの
PCR検査
韓国に出発する前の48時間以内にPCR検査を行い、海外渡航用の陰性証明書を取得しましょう。
Q-CODEに登録
その他に、「Q-CODE」という検疫情報 事前入力システムに登録しておく必要があります。
「Q-CODE」は外国人旅行者が韓国への入国時、検疫にかかる時間を短くできるように作られました。
「Q-CODE」の申請には必須で下記の情報を入力します。
- パスポート
- Eメールアドレス
- 出発国などのフライト情報
- 韓国での宿泊先（住所、電話番号）
- 出発48時間前以内のPCR検査陰性証明書
- 健康状態情報
こちらを登録すると、メールでQRコードが届きます。
これがあれば、飛行機の中で黄色の紙（健康状態調査表）が配布されたとしても、「Q-CODE」がその代わりとなってくれるので、検疫で提出する必要はありません。便利ですね！
韓国の空港に到着後に行うこと
韓国では入国後3日以内にPCR検査が義務付けられています。
どこで受けるのかは韓国人かどうか、外国人の場合は滞在期間によって受ける場所が異なります。
- 韓国人または長期滞在外国人：自宅・宿泊施設を管轄する保健所（無料）
- 短期滞在外国人：空港検査センターまたは認定医療機関（有料）
観光ビザでの渡航の場合は短期滞在外国人となるため、空港か認定医療機関で受けます。
韓国に着いたらまずは空港でPCR検査をしてしまうのが、一番楽にできそうですね。
隔離期間はある？
入国時の調査で「無症状」の場合は、隔離期間はありません。
もしPCR検査で「陽性」の場合は7日間の隔離があるようですが、詳細な情報は確認できませんでした。出発前にもPCR検査をしてますし、あまり例がないのかもしれません。
韓国語の記事ですが、モンゴル人観光客が韓国で陽性になってしまった場合のケースがこちらで紹介されていました。
旅行中に隔離となってしまい、予定していた飛行機で帰国が出来なかったそうです。
韓国から日本へ帰国する際に必要な書類や手続き
韓国から日本へ帰国する際には「MySOS」というスマホアプリをダウンロードしておきましょう。
「MySOS」は日本入国後の健康居所確認と、入国前の検疫手続きの事前登録を行えるアプリです。
「MySOS」には下記のような情報の登録が必要です。
- パスポート番号
- ワクチン接種証明書（任意）
- 出発72時間前以内のPCR検査陰性検査証明書
出るときも、帰るときもPCR検査は必須なんですよね。
PCR検査は地味にお金が結構かかりますし、せっかくの海外旅行で時間が限られた中で検査をするのはお金も時間も勿体無い気がしてしまいます。
しょうがないことですが、早くこの手続きがなくなる日が来ることを祈るばかりです！
最新情報はどこで見る？
厚生労働省運営「入国者健康確認センター 日本へ入国・帰国する皆様へ」というサイトが便利です。
こちらで滞在国を選択すると、その時に「必要な書類」や「手続き」、「隔離期間が必要かどうか」を確認することができます。
韓国への旅行の方はもちろん、他の国に滞在する方も、ぜひチェックしてください。
まとめ
コロナが少し落ち着いて、これまで抑えていた海外旅行への熱が高まっている方も多いと思いますが、韓国は隔離期間もなく、ワクチン接種記録も不要なので久しぶりの海外旅行には最適かもしれません。
しかしまだまだコロナ前と比べると準備することは多いのが現実です。
私もなるべく面倒なことは後回しにしてしまうのですが、直前になって「PCR検査忘れてた！」といったことがないように、早め早めの用意を一緒に心がけましょう！
