こんにちは、数年以外に家族での海外移住を検討しているmikaです。
海外移住や留学などをする際に、海外送金をする機会がでてきますよね。
「Wise(ワイズ)」という海外送金サービスを使えば、安い手数料と良いレートでの送金が可能です。
海外送金を行う予定のある方に向けて、お得な海外送金サービス「Wise(ワイズ)」を詳しくご紹介したいと思います。
Wiseとは
Wiseは全世界1,300万人*が利用する、手数料が非常に安くオンラインで海外送金できるサービスです。(*2022年11月時点)
とても安いと言われても、お金にまつわることだし、よく知らないサービスはなかなか利用のハードルが高いですよね。
ご安心を! しっかりWiseの全貌を紐解いていきます!
- どんな会社が運営しているのか
- サービスの特徴は
- 安全に使えるのか
それぞれ見ていきましょう。
運営会社
Wiseは2011年にエストニア出身の2名の創業者がイギリスで創業した「Wise Payments Lemited」という会社が運営しています。
イギリスの本社の他に2022年時点で全世界に26のグループ会社があり、日本にも「ワイズ・ペイメンツ・ジャパン株式会社」という会社を構えています。
イギリス本社はロンドン証券取引所にて上場をしている上場企業です。
世界26カ国にオフィスがある上場企業!若い会社ではありますが、なかなかの規模です。
サービスの特徴
Wiseはこれまでの銀行の海外送金と比較して「安い・早い・簡単」という3つの特徴を持っています。
この3つの特徴を「銀行を利用した海外送金」と比較して具体的に見てみましょう。
手数料やレートが安い?
まずは銀行の場合いくらぐらいの手数料がかかるのかを見てみましょう。
例えば日本の大手3大銀行で海外送金をしようとすると、1回あたりオンラインバンク利用なら3,000円程度、窓口利用なら8,000円程度の手数料がかかります。
外国送金手数料(オンラインバンク利用) | |
三菱UFJ銀行 | 3,000円 (三菱UFJの海外支店宛の場合は2,500円) |
三井住友銀行 | 3,500円 (三井住友の海外支店宛の場合は3,000円) |
みずほ銀行 | 窓口のみの取り扱い 窓口での手数料:8.500円 (みずほの海外支店宛ての場合は8,000円) |
対してWiseは金額に応じて手数料が変わりますが、例えば日本円をユーロ圏に20万円分の送金をする場合、1,500円前後です。
少額ならWiseを利用すると手数料が安くおさまりそうですね〜
Wiseが安いのは手数料だけではありません。為替レートも安いのです。
Wiseが安くできる理由は?
なぜWiseが手数料も為替レートも安くできるのか、それはWiseの仕組みが銀行送金と異なるからです。
銀行の場合は「SWIFT(スウィフト)」というシステムを利用します。
その中では複数銀行を中継するようになっており、結果として中継銀行への手数料、受取銀行への手数料など費用がかかります。
これに加えて銀行で決められた為替レートには銀行の取り分の為替手数料が乗るため、為替市場のレートよりも高く両替されます。
対してWiseの場合は銀行間の送金と異なり、2つの国内送金のみで完結できる仕組みを取っています。
送金人は送金人の国にある「Wiseの口座」にお金を振り込み、受取人は受取人の国にある「Wiseの口座」から受取人の銀行口座に振り込まれます。
余計な仲介銀行などを挟まないため、レートや手数料が安くなっています。
Wiseは銀行での送金と全く仕組みが違うから安いんですね!
それでは送金の例をあげてどれくらいの差が生まれるのか見てみます。
日本円を20万円分をユーロ圏に送金しようとした場合
いくつかの銀行や送金サービスと比較した結果を見てみると、特に為替レートの安さで最終的に送れる金額が増えるのが分かります。
海外送金は高いイメージがあって利用頻度を考えてしまうけど、Wiseなら少額でも気軽に利用できそうですね。
送金スピードが早い?
銀行で送金をする場合、安さの点で紹介した「SWIFT」のシステムを利用するため、いくつかの中継銀行を経由する関係で約1週間程度かかります。
対してWiseのシステムなら、送金のスピードも早いです。
主要な通貨間の送金の場合、1営業日以内に送金が完了します。
事実としてWiseを利用した海外送金の45%が即時(20秒以内)に完了というデータもあります。
Wiseは中継を挟まずに1社で完結できるからすごく早いんですね!
送金手続きは簡単?
銀行の場合は窓口しか利用できないところもありますが、Wiseならオンラインで全て完結できるのでパソコンやスマホだけでも海外送金ができちゃいます。
最初にアカウントの登録と本人確認は必要ですが、それさえ完了すれば数クリックで送金まで終えられます。
パソコンだけでなくスマホで完結出来ちゃうなんて本当に便利ですね。
安全に使えるのか
大事なお金を扱う上で最も重要なのはサービスの安全性です。
結論から言うと「Wiseは安全性は高い」と言えると思います。
なぜなら関東財務局より資金移動業者として認められており、私たちが普段利用しているPay payやLINE pay、楽天Edyなど金融機関と同じレベルのセキュリティで運営されているからです。
もちろん日本だけではなく全世界1,300万人のユーザーがいるため各国で同様の承認を受けています。
2022年11月時点でほとんどの国で利用ができますが、以下の国ではアカウント作成及びログインができません。
アフガニスタン、ベラルーシ、ブルンジ、中央アフリカ共和国、チャド、コンゴ、コンゴ民主共和国、キューバ、クリミア地域、エリトリア、イラン、イラク、北朝鮮、リビア、ミャンマー、ソマリア、南スーダン共和国、ロシア、スーダン、シリア、イエメン、ベネズエラ
それだけ非常に厳しい統制をクリアしているサービスです。
Wiseによると2022年11月時点で毎月の送金額は約1兆3,000億円もあるそう!
それだけ実績があれば信頼性も高いですね。
「それでもやっぱり不安!」という方は初めて利用する際に1,000円など少額の送金をして使用感を確かめると良いかもしれませんね。
Wiseを利用している人の声
実際のところ利用している人の口コミはどうなのか、一番気になるところですよね。
Wiseは全世界で利用されているサービスなので海外の口コミサイトの評判をチェックしてみます。
2007年にデンマークで設立された口コミサイトTrustpilot(トラストパイロット)での評価を参考にしていきます。
こちらではレビュー数なんと18万件以上で5点満点中4.5とかなり高評価です。
星5の良い評価を見てみると送金のスピードや手数料の安さに満足している様子がわかります。
タイに住む家族へ定期的に送金しています。最初登録に時間がかかりましたが、1度送金の登録をした口座には迅速に送金されておりとても助かっています。
日本円をカナダドルで送金するのに、数年前から使っていますが全く問題ありません。
高額な手数料を節約できたし、今後もずっと使い続けたいです。
悪い評価を見てみると「最初の登録に時間がかかる」だったり、「予定していたよりも送金に時間がかかった」と言う声がありました。
本人確認に時間がかかりすぎる。初めての送金の時は本当に時間がかかって送金先を待たせてしまうのが難点。
「〇時間以内にご資金の払い出しが完了予定です」と書いてありましたが、実際は振込から現地着金まで数日もかかりました。
最初の登録に時間がかかる点は複数人が言及しているので、ここは少し改善点がありそうです。
実際の送金についてはケースバイケースで送金スピードへの懸念はあるものの、概ね「サービスに満足している」と言う声が大半なようですね。
Wiseの登録方法
実際にWiseの画面を見ながら登録方法をチェックしましょう。
まずはWise公式サイトに飛び、右上の「会員登録」ボタンをクリックしてアカウントの作成をします。
そして①メールアドレス、②個人or法人の選択、③居住国の確認、④電話番号での認証、⑤パスワードを登録するとアカウント作成が完了です。
アカウントが作成できたら、その後はマイナンバーカードをスマホで撮影するなどして本人確認を行います。
本人確認が終了すればWiseでの送金が可能になります。
アカウント作成自体はお金の送金も支払いもかかりません。
送金に備えて、忘れないうちにアカウント作成だけでも済ませてしまいましょう!
まとめ
海外送金サービスWiseの全容を見てきましたが、知れば知るほど便利なサービスで是非自分でも試してみたいと思いました。
何よりサービスの特徴である「安い・速い・簡単」の要素は海外送金に一番求めるものですよね。
ただ自分が100%使いこなせるかどうかは少し不安が残るので、最初から送金したい額をドカッと利用するのではなく、まずは少額から試しに使ってみようと思います。