海外移住する日本人が増えている? 実際に暮らしている国や移住の理由を調べてみた

海外移住の基礎知識

こんにちは、数年以内に家族での海外移住を検討しているmikaです。

ここ最近、自分の周りやネット上でも「海外移住をしたい」という方や「実際に海外で暮らし始めている」という人が増えている印象があります。

そこで今回は海外移住する日本人の「数はどのくらい増えているのか」、また日本人は「海外のどこへ行くのか」、さらに「なぜ移住するのか」をデータを交えてご紹介します。

日本人の海外移住にまつわる数字

海外に移住している人の増減や、どの国に住んでいるかなどのトレンドデータを見てみましょう。

海外に出ていく日本人は増えている?

まずはじめに、海外で暮らす日本人の増減を1989年から2021年までのデータをグラフにして見ました。

30年で海外にいく人が2.4倍に!

参照元

外務省 海外在留邦人数調査統計より。海外で暮らす定義は「日本国籍保持者」が「海外に3ヶ月以上滞在」すること。

計測はじめの1989年の58.6万人から直近ピークだった2019年は141万人まで増えていました。

mika
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感覚では増えている気がしていたけど、データで見るとすごい変化…!

このデータは3ヶ月以上海外で暮らすとカウントされるため、駐在はもちろん留学などのケースも含まれています。

直近2年は新型コロナの影響で海外移住や転勤、留学もストップになってしまったりと非常に厳しく制限されていたため少なくなっているようです。

コロナ前の傾向を考えると、今後また少しずつ増加傾向に戻っていきそうですね。

日本人は海外のどの国で暮らしている?

では実際にどこの国に移住をしているのかもデータで見てみましょう。

同じく外務省の 海外在留邦人数調査統計を参照し、日本人が暮らす海外の上位13カ国の直近5年間の推移を出してみました。

アメリカが圧倒的No.1!

1位のアメリカが約43万人、2位の中国は約11万人なので30万人以上の差をつけていました。

mika
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アメリカは世界の中心だし、住んでみたい気持ちもわかりますね。

アメリカの数が多すぎて、他の国が全くよく分からなくなってしまったので、アメリカを除いた2位〜13位のグラフも貼ってみます。

中国の減少目立つが順位はほぼ安定

中国は新型コロナの発生地ということもあり、大きく減少しているのが分かります。

そのほかの国は増えたり減ったりという感じですが、タイだけはこの厳しい状況下でも増え続けているのが特徴的ですね。

mika
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タイは親日国だし笑顔な人が多いし、都会と文化が入り混じったいい国ですよね〜!

私も住んでみたいなぁ。

ちなみにマレーシアは日本人がロングステイしたい国という調査で14年連続1位(ロングステイ財団調べ)をとっていますが、実際に暮らしている数としては12位と、まだそこまで実際に移住していないようですね。

どんな理由で海外に出ていくのか

海外移住を実際に行う人が増えている背景にはひとりひとりのストーリーがあると思います。

海外生活を実際にしている著名人を例にとり、「海外に出ていく理由」を見ていきたいと思います。

知らない場所に住んでみたかった

3人の子供を連れてフランスへ移住した女優の杏さんは「生まれ育った土地と全く知らない場所に住んでみたかった」という自分自身の興味がきっかけであったことをインスタグラムで記しています。

見知った土地はとにかく安心するし、何もかも知っているから暮らしやすいです。

それは悪く捉えると日々に変化がなく、面白みに欠けますよね。

知らない土地でゼロから生活を作っていくというのはとても大変そうですが、毎日が刺激的で飽きることなく新鮮な気持ちで過ごせそうです。

mika
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一度きりの人生、興味があることをやらない後悔はしたくないですね!

子供のため

シンガポールに移住したオリエンタルラジオの中田敦彦さんは自身のYouTubeでシンガポール移住の1番の理由は「子供の教育のため」と語っています。

シンガポールは学校での勉強はもちろん、日常的に英語や中国語に触れ合う機会も多く、2ヶ国語が身につく可能性が確実に日本よりも高いです。

また多民族国家ということもあり、いろんな人種、文化的背景の異なる人がいるので自然と視野が広がると思ったということでした。

mika
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私も子供がいるので、あっちゃんの思いに共感しかない!少子化の進行する日本の今後を思うと、世界で暮らしていける語学力を身につけてあげたいと思います。

長い人生、新しくできることを探すため

お笑い芸人のオアシズ光浦靖子さんは50歳でカナダへの留学をされています。

海外留学を決めた理由は「50歳になり、残りの人生同じことは続けられない。今後40年生きる可能性がある中で、何か新しくできることを探すため」と語っています。

光浦さんのインタビューを参考記事として載せておきます。

海外移住で環境を変えて知らない世界に足を踏み入れることで、今まで気がつかなかった自分の才能や興味分野を見つけられるかもしれませんね。

mika
mika

50歳で留学とってもかっこいい!

何歳からでも新しい環境にチャレンジできる勇気がもらえますね!

海外移住のハードルは下がってきている

海外で暮らす日本人が増えているのは、海外志向の人が増えているというのもありますが、それに加えて「気軽に海外で暮らせるようになった」という利便性の向上もあると思います。

インターネットが普及した今は日本にいても海外の情報や言語、人までアクセスできます。

  • Google検索すれば1クリックで海外の情報はほとんど手に入る
  • スマホで言語翻訳すればどの国でもコミュニケーションできる
  • SNSで外国にいる人とも簡単に繋がることができる

そのほかにもLCCで安く海外に行けたり、短期滞在外国人用の保険があったり、海外移住の需要に合わせたサービスも充実しています。

現代ではそこまで海外移住は難しい話ではなく、もっとカジュアルに捉えて良いのかもしれませんね。

まとめ

海外に簡単にアクセスできるようになった今、海外移住は夢のような話ではなく、すごく現実的なものに変わってきていることを数字を見て実感しました。

私も憧れで終わってしまうことのないように、計画的に家族での海外移住の準備を進めていきたいと思いました!

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